2011年6月8日水曜日

knoppix6.4.4日本語版でflashをインストールするメモ

同じネタはネット上に多数あります。 しかし、バージョン情報が書かれていないモノが多いようです。 バージョンによって微妙に違うので、忘備録を兼ねて書いておきます。 確認したバージョンは、

  • knoppix 6.4.4 日本語版
  • IceWeasel 3.6.13
  • flash player 10.3.181.22

全部GUIで操作します。 CUIは使いませんでした。 手順は、

  1. adobeからinstall_flash_player_10_linux.tar.gzをダウンロード。(tar.gz以外のパッケージと間違えないように)
  2. install_flash_player_10_linux.tar.gzの中にあるlibflashplayer.soを/home/knoppixなどに解凍しておく。
  3. 標準のファイルマネージャ「PCManFM」で/usr/lib/mozilla/pluginsを開く。
  4. PCManFMのツールメニューから「rootユーザとして現在のフォルダを開く(R)」を選択。 注意喚起のダイアログ表示→「英語で、パスワードの問い合わせなしでroot権限にしました」→注意しながら操作。
  5. /home/knoppixから/usr/lib/mozilla/pluginsにlibflashplayer.soをコピー。
  6. rootで操作した/usr/lib/mozilla/pluginsフォルダを忘れずに閉じる。
  7. IceWeaselをリブート。

これでflashが使えます。 ファイルマネージャ「PCManFM」は左下のアイコンが並んでいるところにあるヤツです。 それと、knoppixはディストリビュータが配布したROMからブートするという性質上、root権限を得るときにパスワードが不要になっています。 そのため「rootユーザとして...」のところで注意喚起されるようです。

次のページを見て正常に動くのを確認しました。

  • ustream
  • YouTube
  • ニコ生
  • TBS News i
  • vectorのフリップ

微妙な選択だったか? フリップ、もう終わっちゃうんですね。 トップに並んでるフラッシュゲームも固定化してたし、仕方が無いのかな?

ちょっと補足。 knoppixはHDDを使わず、CD-ROMやDVD-ROMだけで起動が出来ます。 /usr/lib/mozilla/pluginsはROM上にあり、本来は書き込み出来ないところです。 しかし、knoppixはUnionFSを採用しています。 ファイルを書き換えた差分情報を記憶し、あたかもROM上のデータを書き換えたかのように動作させられるのです。

初期状態だと、差分情報や/home/knoppixに書き込んだ情報はRAMディスクに記録されます。 電源を切ると情報は失われてしまいます。 上に書いたflashのインストールも消えます。 いつも使うなら起動するたびにインストールしなければなりません。 かなり面倒です。

adoble flashのインストールなどの情報を記憶するにはflash-knoppixを使えばいいようです。 これでフラッシュメモリ上に設定情報を記憶できるようになります。 flash-knoppixのflashはフラッシュメモリのflash、ややこしい。 flash-knoppixは左下のメニューアイコンから「設定」→「Install KNOPPIX to flash disk」を選べば起動できます。 試してないので詳しくは書けないんですが、1つだけ注意。 flash-knoppixを起動したらHDDも含めて読み書き可能なデバイスが選択できます。 間違ってHDDを選ばないように気をつけましょう。

HDDへのインストールはすぐ下にある「KNOPPIX HD Install」を使うのかな? フラッシュメモリへのインストールもHDDへのインストールも自分で試すかどうか微妙...