2013年4月24日水曜日

人口の都市集中はいいのか?

少し前の話ですが、なんかの記事で池田信夫さんの「人口の都市集中が必要だ」というのを見ました。 発信元を探すと本人のblogのようですね。

それを読んだときは「なんか違和感けど、まぁいいのか?」と思って流しました。 で、何故か今日違和感の理由が浮かんだんで書いておきます。 地震対策と水不足です。

地震対策についてはそのまんまですね。 東日本大震災で首都圏も影響を受け、日本の都市の脆さが垣間見えました。 その時のニュースを見ていれば「成長のために集まりましょう」って言われても疑問符が付きます。 集中と分散のバランスが今の課題のはずです。 集まることにしか言及が無いのは不安です。 「首都圏の地震が迫っている」とも言われてますしね。

水不足について、日本は周りを海に囲まれていて水に困ることは少ないです。 しかし、首都圏ではたまに水不足になっています。

今日本のどこかで「水不足派」と「水あまり派」との言い争いがあるようです。 どっちが正しいのかっていうのはちょっと検索しただけで結論を出せませんね。 しかし去年取水制限あったということは少なくともジャブジャブでは無いということでしょう。

例の記事では「~東京の山手線内の容積率は236%しかない。これをミッドタウン並みにするだけで4倍の昼間人口が収容できる。」とか書かれています。 4倍は盛りすぎですね(あちらの基準の供給量で大丈夫か?ってのもありますけど)。 水あまり派が吹っ飛んでしまいます。 ほどほどの数字だったら説得力があったと思うんですけど、盛りすぎたら違和感が強くなります。 今の日本の都市集中具合が最適かは分かりません。 しかし、盛りすぎた話を見ると止めといた方がいいように思えてしまいます。