2013年5月4日土曜日

ゲームで遊ぶと脳の認知機能の老化を抑えられる?

英語を勉強するため適当にニュースを読みました。

「少なくとも10時間以上ゲームで遊ぶと、3年間老化による脳の認知機能の低下が抑制される」だそうです。 もしホントならゲーム好きには嬉しい情報。 そして、アンチゲームな人にとってはヒステリーの元となる情報ですね。

記事に書いてある10時間ってのがよく分かりませんでした。 研究では700人近くの老人が被験者になったようです。 その全員が1日10時間のゲームを続けるとかってのはありえないですよね? では記事のリンク先にある論文を読んで ... ってのは無理でした。 一応ダウンロードしてみたけど、論文を見ると拒否反応が。

という事で検索でもうちょっと詳しい別の情報を探してみました。

適当な訳で流し読みしてみたら、「これで大好きなゲームをやり続ける理由ができた!」っていう物ではありませんでした。 研究者が用意した脳トレ系のゲームをやった場合のデータのようです。 なんか、そう聞いただけでガッカリ感が...

Double Decision(旧名Road Tour)というゲームのようです。 Iowa NOWの記事のリンク先にありました。 リンク先の内容については確認してません。 (後日確認しました。) 下の方に「Try Double Decision free now!」とかってあるけどセキュリティについては自己責任でどうぞ。

Iowa NOWの記事に戻って、「to prevent natural aging of their minds」とあるので認知症の軽減という事ではなさそうですね。 誰にでも起こる、老化による認知能力の低下を抑えるというお話のようです。

「other groups were exposed to a video game.」 これを日本語に直訳すると「ゲームに曝された」となります。 研究の被験者が相手だとこういう表現になるんですかね? まぁ、好きでもないゲームを10時間もやらされた人もいるでしょうから、直訳でもしっくり来るような?

で、疑問に思っていた「10時間」について、どうやら1回のゲーム時間が10時間のようです。 休憩とか「数日に分けていいのか?」とかってのは分かりませんでしたが、長期連用の必要は無いみたいです。 1回10時間の苦行で認知能力がキープできるんならやる価値はあるかもしれませんね? 14時間やればさらに効果が長続きするとか? 1.5~7年くらい効果が続くと書かれてますが、それがゲームのプレイ時間とどう関係しているかまでは理解しきれませんでした。 それを理解するには論文の方を読む必要があるかも?

「記憶力、推理力、視覚の処理速度には関連がある」と書いてあります。 ゲームで視覚の処理速度を高めれば認知能力も上がるという事らしいですね。 「1990年代にも視覚と認知能力との関連を確認する研究はあったけど、その研究はトレーニングした人とトレーニングしてない人との比較をしただけだったので、今回はクロスワードパズルとゲームとで比較をした」と。 クロスワードパズルは言葉のトレーニング、ゲームは視覚のトレーニングで、視覚のトレーニングをした方が効果があったという結論のようです。

...ここ最近いくつか英語のニュースを読んで投稿してるけど、「かもしれない」とか「みたい」の連発ですね。 見苦しいけど仕方ないか。

気を取り直して、気になった単語をいくつか上げておきます。

  • study ... 研究

知ってるつもりの単語でも、あちらの文章を読んだら知らなかった意味が出てきます。

  • subject ... 被験者

これは健康科学系の記事を読むとき目にする事が多そうです。

  • stake ... 利害関係

「who has no financial stake in the brain-fitness game」という文章を見ても、最初はステーキしか思いつきませんでした。 もちろんそれじゃ意味は通じませんよね。 financial stakeで「金銭的な利害関係」、さっきの「who has no ...」は「ステマじゃないよ」って意味ですね。