2013年7月7日日曜日

アニメーションWebPの計画、身内のツッコミで頓挫の危機

英語の勉強のため、適当なニュースを読みました。

WebPという形式の画像ファイルについてのお話のようです。

WebPはJPEG、GIF、PNGの置き換えを狙った画像形式です。 Googleの人が開発しています。 普及している画像形式より作成(エンコード)に時間がかかるようですね。 表示(デコード)はPNGより速いというお話があったり、やはり遅いというお話があったりですが、1枚の静止画についてなら気になるほどではないのかな?

「これにアニメーション機能を付けよう。アニメーションGIFよりいいぞ! ゆくゆくはChromeにも載せよう。」と言っていたら同じGoogle内部のChrome部門の人から待ったがかかったそうです。 「動画のVP8で代用すればいいじゃないか。わざわざアニメーションWebPなんか載せる気ないよ。」

ちなみにVP8とWebPで同じアニメーションを作った場合、WebPの方がサイズは小さいようです。 でもまぁ、ブラウザに載せようとしたら手間とかその他の色々な問題とかが出てくるのかな? Chrome部門の人は「アニメーションGIFの問題を別の形で先延ばしにするだけだ」と言っているようです。

個人的には背景やアイコンに気軽に使えるアニメーション画像形式ができるのはありがたいんですけどね。 動画とアニメーション画像では使い勝手が全然違います。 可逆圧縮のAPNGとかもあるけど、可逆圧縮なせいでファイルサイズがでかくなるし、普及しきれてないので使いにくいです。 WebPは不可逆圧縮の透過アニメーション画像が作れるということで出てくれば役に立ちそうです。

VP8で代用ってのについて、googleで「css 背景 動画」を検索したらYouTubeの動画をサイトの背景に使う方法とかが出てきました。

背景とかアイコン1つでこれとかっていうのは重過ぎますよね。 javascript切られたら表示されませんし。 やっぱり画像ファイル1つでアニメーションする方がシンプルでいいです。

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現在普及しているアニメーションGIFの欠点について。

  • 256色以下に減色しなければならない。減色で画質は相当悪くなる。
  • 可逆圧縮なのでファイルサイズを減らせない。
  • 透過には「透明色」を使う。アルファ値が無いので表示するか透過するかの2択しかできない。

現在普及すらしていないAPNGについて。

  • 色数は24bitRGB、32bitARGB、インデックス256色以下、グレースケールなどから選べる。
  • 可逆圧縮なのでファイルサイズを減らせない。32bitARGBの画像ファイルサイズは非現実的。
  • 普及していない。主要ブラウザではfirefoxと旧Operaでしか見れない?