2013年11月12日火曜日

Ubuntuのアップデートとカスタマイズ

1週間前、vaioのUbuntuをアップデートしたあと、メインマシン + VirtualBoxに入れておいた方のUbuntuもアップデートしました。 こちらはUbuntu 13.10 日本語 Remixがリリースされていたのを確認してのアップデートです。 13.04 から 13.10にしました。 そのときのメモ。

アップデート自体はランチャーの「ソフトウェアの更新」から適当にクリックすれば完了しました。 Ubuntuはメインで使っていないので素に近い状態で使っていたのですが、これを機に少しカスタマイズしたのでメモを残しておきます。 自分がUbuntuを再インストールしたときのために前にちょっとだけカスタマイズしたときの投稿にもリンクを貼っておきましょう。

参考にしたのはこちらのサイトなど。

「このリンクだけでいいんじゃないか?」と言われそうだけど、リンク切れで困ったことがあったので同じような内容をそのまま書きます。


◆タイトルバーのボタンを左から右側に移動させる

端末で次のように入力。

dconf write /org/gnome/desktop/wm/preferences/button-layout '":minimize,maximize,close"'

戻す場合は次のように入力。

dconf reset /org/gnome/desktop/wm/preferences/button-layout

◆Dashのオンライン検索機能を無効にする

参考サイトの「Amazonの広告などを無効にする場合」を採用。 端末で次のように入力。

gsettings set com.canonical.Unity.Lenses disabled-scopes "['more_suggestions-amazon.scope', 'more_suggestions-u1ms.scope', 'more_suggestions-populartracks.scope', 'music-musicstore.scope', 'more_suggestions-ebay.scope', 'more_suggestions-ubuntushop.scope', 'more_suggestions-skimlinks.scope']"

◆履歴を記録する対象を制限する

ランチャーより「システム設定」 - 「セキュリティとプライバシー」ダイアログ - 「セキュリティとプライバシー」タブ - 「ファイルとアプリケーションの利用状況を記録」をオフに。


◆Ubuntu日本チームのリポジトリを追加する

Ubuntuのアップデート時にUbuntu日本チームのリポジトリはいったん無効になります。 これは後からGUIで有効に出来るはずでした。 手順は、

(ランチャから「ソフトウェアの更新」を起動して設定ボタンをクリック。 表示された「ソフトウェアとアップデート」ダイアログの「その他のソフトウェア」タブで一覧の項目をチェックする。)

しかし、なぜかクリックしてもチェックされず困っていたんですよね。 ということで参考サイトを元に端末でリポジトリを有効にしました。

wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/saucy.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
sudo apt-get update
sudo apt-get install ubuntu-defaults-ja

その後あらためて「ソフトウェアの更新」をやり直しました。


◆google-chromeの再インストール

google-chromeをアップデートするためのリポジトリ(http://dl.google.com/linux/chrome/deb/)も無効になってました。 同様にGUIではリポジトリを有効にできませんでした。 コマンドラインでどう入力すればいいかもわからなかったのでとりあえず再インストールしました。 インストールの手順は、googleのオフィシャルサイトからgoogle-chromeのLinux版をダウンロード。 保存したアーカイブを右クリックして右クリックメニューの「Ubuntuソフトウェアセンターでインストール」を実行です。

「ソフトウェアの更新」を見て有効になってないと思ったら、同じ項目がチェックマーク入りで追加されていました。 どの時点で有効になったかは不明。 なんか、こういう整合性が取れてない様子を見ると、いつかはosの再インストールをしなきゃならないような気配ですね。 まぁ今はいいや。


◆Youtubeの文字化け対策をする

一応参考サイトの通りにやってみたけど効果があったかは未確認です。 Ubuntuはバーチャルマシンに入っているので、さすがにそれでYoutubeを見るのは重いですからね。

設定方法は、端末で次のように入力。 一応上書きで消されるファイルのバックアップもとっておくことにしました。

sudo apt-get install fonts-arphic-uming
cd /usr/share/fonts/truetype/arphic
sudo mv uming.ttc /home/user/work/uming.back.tcc ... 自分で追加
sudo cp ../takao-gothic/TakaoPGothic.ttf uming.ttc

◆日本語入力のインプットメソッドフレームワークをiBusからFcitxに変更

Ubuntu 13.10からiBusのバージョンが1.5に上がりました。 色々不評なiBus 1.5ですが、自分にとって問題だったのはiBus 1.5だと英数入力なのか日本語入力なのかがインジケータで確認できないということです。 それでFcitxに変更しました。

参考サイトの通りにやってもできず、試行錯誤しました。 どの手順でどうするのが正解なのか分からないので、乱雑ですがやった順番に全て書いておきます。

まずは端末で次のように入力。

sudo add-apt-repository ppa:japaneseteam/ppa
sudo apt-get update
sudo apt-get install fcitx fcitx-anthy fcitx-mozc libfcitx-qt5-0 im-setup-helper

「libfcitx-qt5-0」が見つからずapt-get installが失敗しました。 とりあえずランチャの「ソフトウェアの更新」から該当リポジトリを無効に。 (ランチャから「ソフトウェアの更新」を起動して設定ボタンをクリック。 表示された「ソフトウェアとアップデート」ダイアログの「その他のソフトウェア」タブで一覧の項目のチェックを外す。)

次にUbuntuソフトウェアセンターでFcitxを検索すると見つかりました。 クリックしてインストール。 ランチャーの「コンピュータとオンラインリソースを検索」にFcitxを入力すると「Fcitx設定」が出てくるのでクリック。 入力メソッドなどが空になっていて設定できませんでした。

ソフトウェアセンターでインストールしたFcitxはそのままに次に打つ手を検索。 どこか忘れたけど、別のページを参考にapt-getを実行。

sudo add-apt-repository ppa:ikuya-fruitsbasket/fcitx
sudo apt-get update
sudo apt-get install fcitx fcitx-anthy fcitx-mozc libfcitx-qt5-0

同様に失敗しました。

また検索してこんなサイトを発見。

意味もわからないまま「sudo im-config -c」を試してみました。 端末に昔懐かしい感じの設定画面が表示されます。 使用imをFcitxに固定して設定終了。 端末の表示が乱れたようになってしまい、ちょっと不安になりました。 しかしosのリブートで正常動作を確認できました。

この時点でFcitxの設定はokです。 で、画面右上にはiBusとFcitxの両方のインジケータが表示されています。 iBusのインジケータを消すことにしました。

とりあえずUbuntuソフトウェアセンターからiBusの消去 → osリブート。 iBusのアイコンは消えたけどインジケータは2つのままです。

ヤケ気味に端末で「sudo apt-get remove indicator-keyboard」と入力 → リブート。 indicator-keyboardっていうのはカンで書いたんですが、どこで見つけた単語でしたっけ? ああ、ここかな?

上手くいきました。 キー入力のインジケータはFcitxのみに。 これでやっとインプットメソッドフレームワークの設定が終わりました。 いつの間にかランチャーの「コンピュータとオンラインリソースを検索」にFcitxを入力すると出てくる「Fcitx設定」も正常になってました。


◆グローバルメニューの無効化

Ubuntuではアプリケーションのメニューはウィンドウに付くのではなく、画面上部に表示されます。 これが使いにくいのでウィンドウに付くように変更しました。 最初に挙げたのとは別のサイトを参考に設定しました。

画面上部に表示されるメニューは「グローバルメニュー」と呼ぶそうです。 消すには端末で次のように入力します。

sudo apt-get remove appmenu-gtk appmenu-gtk3 indicator-appmenu

参考サイトにはリブート不要とありましたが、リブート後に反映されました。 この辺の細かいことは確認してないので、もしかしたら「アプリケーションを閉じてから開き直す」とかしたら反映されるだけで、やっぱりリブート不要だったのかもしれません。


以上で今回、というか1週間前にやった設定のメモは終わりです。 いやぁ、正解かどうか分からない対処法も混じってるんで読み返すだけでもニラニラしますね。

...動いてるからいいか。