2014年3月6日木曜日

DAZ Studio4.6 Proのインストール

今年になって久しぶりに古いDAZ Studioを起動したらなんか動作が変になってました。 「たいしたことに使うわけじゃないしたまにしか使わないんでいいかな?」とは思ってたんですが、動作不良のソフトを入れっぱなしにしとくのが気持ち悪いので、最新版を入れることにしました。


簡単にDAZ Studioの説明をしておきます。 DAZ Studioは誰かの作った人体モデル(フィギュアと呼ぶ)に誰かの作った服を着せ、好きなポーズを付けて画像や動画を作るためのソフトです。 Poserという同等のソフトがあって、DAZ社はそれ用のデータを作っていたのですが、データの売り上げを伸ばすためにソフトも作ったのだとか。

DAZ Studio4.6 Proは無料で使えます。 フィギュアや服、その他のオブジェクトは誰かが作ったフリー素材を使うか購入することになるでしょう。 自分で作る場合は、別の3Dモデリングソフトを使うことになります。 有料フィギュアやフリー素材だけだと敷居が高いので男女のフィギュアが1体ずつ無料で手に入ります。

プロの作ったデータを買ってレンダリングすれば比較的簡単にそれなりの絵が作れます。 そこから先の深さは他の3DCGソフトと同じだそうです。 とはいえ、入門してすぐそれなりの絵が作れるというのはありがたいですよね。 3DCGの入り口の1つとしては優良なのかもしれません。


本題に戻って、こちらのサイトを参考にインストールしました。

DAZのサイトが微妙にリニューアルされているせいか何なのか、ちょっとだけ手順が違いました。 アーカイブとかフィギュアデータとかが勝手に全部Cドライブに入っちゃったんですよね。 Cドライブは圧迫気味だったのでマズいです。 一度アンインストールして入れなおしました。

ということで備忘録を兼ねて、データ場所を指定してDAZ Studio4.6 Proのインストールをする方法を書いておきます。


  • インストールする環境 : windows7 home 64bit
  • インストールするソフト : DAZ Studio4.6 Pro

DAZ Studioを手に入れるためには、製作元のDAZにユーザー登録をする必要があります。

DAZのホームページで「3D Software」をクリックしましょう。

表示されるページで氏名、メールアドレス、パスワードを入力して「register to start」をクリック。

一応、お約束の注意。 パスワードは他のサービスに使っている物を流用してはいけません。 流用したらどうなるかは適当なニュースサイト(一般紙)を読んでたら分かるでしょう。 氏名はデータを買わない場合は偽名でも構いません。 買う場合は本名の方が良さそうな予感。 サイトの信頼性とかについては自分で調べてください。

入力したメールアドレスに登録確認メールが届くので、登録を完了させましょう。 登録が終わったら上の図の赤矢印の先、「Login here to get your DAZ Studio Pro」をクリックしましょう。 クリックしたときの画面はこちら。

この画面で「DAZ Install Manager」が手に入ります。 ヘビーユーザーはDAZのデータを大量に買うため、管理が大変になります。 それを何とかするためのソフトがDAZ Install Manager(DIM)だそうです。 DAZ StudioはDIMを通して入手します。 普通の人も試用だけの人もこれを使います。

DIMをダウンロードするためにはログイン済みであってもメールアドレスとパスワードを入れなおす必要があります。 上の図の①、②を入力して③の「download now」をクリックしましょう。

DIMが手に入ったら適切なフォルダにインストールしてください。 DAZのサイトはLog Outしてかまいません。 DIMがインストールされた後はDAZのサイトで購入したものをブラウザ上でクリックするとDIMが立ち上がり、DIM上でダウンロードとインストールが実行されるようになります。 DAZ Studio本体と基本フィギュア2体は最初からDIMに登録されているので、特に操作をしなくてもダウンロードとインストールが実行されます。

DIMを実行すると次のようなダイアログが表示されます。

DIMでもウェブサイトと同様にログインする必要があります。

この画像では1度ログインしてしまっているのでアカウント名のところがコンボボックスになってますが、初回起動時はテキストボックスです。 このアカウント名のところとPasswordを入力してstartボタンをクリックするとデフォルトのフォルダ構成で一通りインストールされてしまいます。 今回はフォルダ構成を変更するので、まずはオフラインモードでDIMを実行しましょう。 赤矢印の「Work Offline」をチェックしてからスタートしてください。

ウィンドウ右上の歯車ボタンをクリックします。

Settingsダイアログが表示されたらDownloadsタブをクリックしましょう。

Download To の右にあるのがアーカイブのダウンロード先です。 DIMはまず、このフォルダにDAZ Studio本体や購入した3Dモデルのアーカイブをダウンロードします。 ダウンロード先を変える場合、その右にあるボタンをクリックして指定します。

次はインストール先の指定です。 installationタブをクリックしましょう。

DAZの製品はアプリケーションとモデルデータが別のフォルダにインストールされます。 DAZ Studioの場合、64bit版のOSだったら自動で64bit版のアプリケーションがダウンロードされ「64bit Software」で指定したフォルダにインストールされます。 32bitの場合は「32bit Software」です。 適宜書き換えましょう。

モデルデータのインストール先は、Label/Pathの一覧表の中から、下のCurrentで選んだ場所になります。 デフォルトで「Recommended ...」になってますが、これはCドライブの全ユーザ共通のフォルダです。 このパスは変更できないので、Dドライブのデータフォルダを追加しましょう。 左下の「+」ボタンをクリックすれば新たなLabel/Pathを追加できます。 図の例では contents/D:¥~¥DAZ 3D¥contents を追加しました。 「+」ボタンの右のCurrent選択コンボボックスでcontentsを選択すれば、インストール先がそこに変更されます。

モデルデータのフォルダはDIMで変更しただけではDAZ Studioには伝わりません。 アプリケーションのインストール後にDAZ Studio側でも設定する必要があります。 それは後述するとして、これでフォルダの設定は終わりです。 ダイアログ右下のAcceptボタンを押して設定を保存しましょう。

DIMのメインウィンドウの右上にあるAccountをクリックするかDIMを再起動してあらためてログインしたら、自動でDAZ Studioとおまけフィギュアのダウンロードとインストールが始まります。 自動で始まらなかったら「Ready to Download」タブで左下の「Start Queue」ボタンを押しましょう。

インストールが終わったらモデルデータのパスをDAZ Studioに設定します。 まずはDAZ Studioを起動して、画面真ん中にホームダイアログが表示されるので閉じます。

メインメニューのEditをクリック → Preferencesをクリックし設定ダイアログを開きましょう。

Content Libraryタブを選択、Content Directory Managerボタンをクリックしてディレクトリ管理ダイアログを開きます。 右側のContent Setsの右向き三角をクリックしてフォルダを全部表示しましょう。 ここに表示されたフォルダのうち、C:\Users\Public\Documents\My DAZ 3D Library の方をDIMで指定したフォルダに書き換えます。 もう片方はDAZが用意したデータではなくアプリケーション使用者が作成したデータの保存先です。 こちらも適宜書き換えましょう。 書き換え方は、「変更対象を選択(黄色い点線で囲まれる) → Editボタンでフォルダを選択」です。 全部書き換えたらAcceptで確定します。

これでDAZ Studioと一緒にインストールされたフィギュアが使えるようになりました。 チュートリアルで実際に使ってみましょう。 メインメニューのHelpからHomeを開いて、INTERACTIVE TUTORIALSを選択しましょう。

このチュートリアルはDAZ Studioでレンダリングするまでの手順を確認することができます。 というか、前もって用意されているデータをクリックで選んでいくだけなので、ホントに手順の確認だけしかできないんですけどね。 上手くいかなかったらフォルダのパスとかを確認してください。

無事にチュートリアルをこなしたらこんな絵が出来上がります。

レンダリング画像はpngで保存できます。 でも容量の関係でここではjpgに変換して載せました。 本物はもうちょっとキレイですよ。

日本人からしたら陽気なオバちゃんに見えますよね。 でも商品を試してもらうためにオバちゃんを用意するのも変な話しですし、あちらの人にとっては若い女性に見えるんでしょうかね?

まぁともあれ、これでインストールは終了です。